絵本工房~タヌキ本舗~
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こたぬきA

Author:こたぬきA
基本的にマイペースなこたぬきAです(ФÅФ)
よろしくです。

気軽にコメントとかしてもらえるとありがたいです(・ω・)♪
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オリジナルのイラスト・童話などをやっていきます☆
はじめての方も、そうでない方もゆっくり楽しんでって頂ければ幸いです(・ω・)゛

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タヌキ財団 ~水晶編5~
  ☆つづき☆


どれくらい眠っていただろう。
パリッ、パリッという聞きなれない音で子ダヌキは眼を覚ました。

辺りはもう真夜中になっていた。

「いつの間にか眠っちゃったんだ。そういえばこの音は何の音だろう。」
周りを見るが薄暗くうまく見えない。

「ピィーピィー」
何の音だろう。

鳴き声みたい。

目をゴシゴシとこすって辺りを良く見てコダヌキはびっくりした。

水晶がパックリと割れ、中から見たことも無い生き物が生まれていたのだ。

水晶編9


「君はだれ!?」

びっくりして子ダヌキが問いかける。

「ボクゥ?ボクはね~、ナイショナイショ!」

「ナイショ?何でさ!?君この水晶球から生まれたの?」

「ふふふ、これ水晶球じゃないよ~。タマゴタマゴ。ボクのタマゴ。」

見たことも無い生き物はフワァ~とあくびをしながら適当にコダヌキの質問に答えていた。

水晶編10


☆つづく☆
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タヌキ財団 ~水晶編6~

☆つづき☆


「なんで名前を教えてくれないのさ?」

「なんで?ふふふ、だってまだ名前無いもん。ボク生まれたばっかりだもん。ボクも分かんないんだもん。」

それはそうだ。いま生まれたんだから無くて当然だ。
へぇ~、名前がついてない物や生き物をボク始めて見たよ。
今まで見た全ての物にはちゃーんと名前がついていたのだ。

「じゃキミの名前は?」
今度はその生き物が子ダヌキに聞いた。

「ぼくコダヌキA!親分がつけてくれたの!」
子ダヌキは誇らしげに言った。

水晶編11

「へぇ~。いいないいな。ボクも名前ほしい!」

「じゃボクがつけてあげる!え~とね~。」
悩む子ダヌキ。

「ヤダ!ボクだってお父さんやお母さんにつけてもらいたい。ねえコダヌキ、ボクをお父さんとお母さんのところに連れて行ってよ。」

「お父さんやお母さんがいるの!?」
子ダヌキは自分のお父さんやお母さんのことを知らない。
でもとってもとっても会いたいと思っている。
だから子のこの気持ちも分かるような気がした。

「分かった!ボクがお父さんやお母さんのところに連れて行ってあげる!」

「ホント!?ありがとうコダヌキ!」

そういうと子ダヌキの首にごろごろと巻きついて甘えた。

「じゃボクのことはナイショって呼んでよ。よろしくねコダヌキ。」

「よろしくねナイショ!」

水晶編12

   ☆つづく☆
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タヌキ財団 ~水晶編7~
☆つづき☆

こうして二人はナイショのお父さんとお母さんを探しに行くことにした。
でもその前に・・・。コグマ君に謝らないと。

ひびが入ったのはコグマ君のせいではなかったのだから。

「でもコダヌキ~。コグマには謝ったほうがいいと思うぞ。かわいそう、かわいそう。」

「そ、そうだよね。謝ったほうがいいよね。でも、なんだか会いにくい・・・。」

あんなに怒ったから、コダヌキは本当のことをコグマ君に言って謝るのが何だか恥ずかしいような変な気持ちになっていたのだ。

「なんで?悪いのはコダヌキなんだからちゃんと謝らないと!なんでためらうか分かんない分かんない。」

「そうだよね・・・。お願いナイショ!ついてきて。」
子ダヌキはナイショに頼んだ。

「いいよ~。行、行く。」
ナイショは子ダヌキの頭にのってついていくことにした。


水晶編13


「コ~グ~マ~ク~ン。」

子ダヌキは洞窟に向かって声をかけた。
中からコグマ君が出てきた。
「なにコダヌキ?」

言葉はぶっきらぼうでどこか冷たかった。その声を聞いた子ダヌキは自分の言った言葉がどれだけ悪い事だったかを改めて知った。

「あのね、コグマ君、本当にごめんなさい。ひびが入ったのはコグマ君のせいじゃなかったんだ!ごめんなさい!!」
子ダヌキは精いっぱい言葉に心をこめて謝った。

水晶編14

☆つづく☆
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タヌキ財団 ~水晶編8~
☆つづき☆

それを聞いたコグマはぱっと表情が緩んだ。
気が楽になったのと少しうれしい気持ちが湧き上がった。
でも素直に言葉に出来なくてもじもじした。

そして「その頭の上の君はだれ?」と聞いた。
子ダヌキに直接話しかけるのはなぜか恥ずかしかったからだ。

「ぼく~?ボクはナイショ。ナイショだよ~。」
そういうとナイショはくるくると子ダヌキの頭で回って見せた。
「この子はあの水晶から出てきたんだ!さっきねさっきね・・・」
子ダヌキがナイショの話をコグマにした。

自然と二人は元のように仲良しに戻っていった。それから三人は一緒になって楽しく遊んだ。

ナイショのお父さんやお母さんを探しに行くのはもっともっと遊んだ後になるようだ。
だって今はとっても楽しいのだから。

水晶編15


陽が射したら笑おう
雨が降ったら寄り添おう
風が吹いたら駆けよう
雲が出たら呼ぼう
そして、月が満ちたら眠ろう

生きることは宇宙の誕生と同様に、きっと、「なぜ」には答えられても、「何のために」には答えられない。
だから、あなたの決めた「何のために」の答えが幸せかどうかを決めているのかもしれない。


☆☆☆おわり☆☆☆


やっと終わりました~(^ω^)
最後まで読んでくださったみなさんありがとうございます♪

今度はなにをしようかなぁ~♪


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