絵本工房〜タヌキ本舗〜
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オリジナルのイラスト・童話などをやっていきます☆
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プエルとオーマ2 〜シロモグとクロモグのお話〜
はいっ!本日よりプエルとオーマの続編、[シロモグとクロモグ]
はじまりです(^ω^)




[プエルとオーマ〜シロモグとクロモグ〜




プエルは今日も空を見上げていた。

「またメルに会いたいな・・・」


モグ1


オーマにお願いすればいいのだけれど、オーマも疲れちゃうからそんなにお願いも出来ない。

それにオーマはプエルの家にある調理器具に夢中だ。

いつもはそのまま食べている“困ったときのモコモコ”を炒めたらどうなるのか?

はたまた茹でたらいったい・・・。

そんなことを考え、「ハア〜」、「ヘエ〜」とフライパンやなんかを見ながら目をキラキラ輝かせていた。

モグ2

今夜も月が綺麗に見える。

それだけでも幸せだと思わなくっちゃ。

ボーっと月を見上げていると大きな雲が目に入った。月明かりに照らされた真っ黒で大きな雲。

ゆっくりと流れている。


「邪魔な雲だなぁ。月が隠れちゃうじゃないか。」

そんなプエルの声はもちろん聞こえず、雲はゆっくりゆっくり流れ、月に近づいていく。

モグ3


そして、月が隠れそうになった時、雲にギョロっと目が出た。

そしてゆっくりと大きく口を開けたではないか。

「えっ!?」

プエルは目を疑った。その瞬間、

パクン

と雲が月を食べてしまったのだ。

モグ4.5




           ☆つづく☆
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プエル 〜シロモグとクロモグのお話2〜
  つづき↓↓


「わ〜!!オーマ!オーマ!大変だ!月が食べられちゃったよ!」

バタバタとプエルはオーマを呼んだ。

「月が食べられた!?そんなわけ無いじゃん」

オーマも空を見てみた。

雲がゆっくりと流れている。
確に月は見えないが雲に隠れているのだろう。そう思った。

「あの雲が食べちゃったんだ!」

「そんなわけない・・」

そうオーマが言おうとした時、雲の目がまたギョロっと出てプエル達を見た。

そしてまた目をつむりゆっくりと流れていった。

びっくりして二人とも声が出なかった。


モグ5




大きな大きな雲がゆっくりと流れていくと月がまた顔を出した。

「月だ!よかった〜!」

プエルは心底ほっとした。

でもあの目はなんだったんだろう。
それに口を開けるところだってしっかりと見たのだ。


プエルがほっとしているとオーマがあることに気がついた。

「あれ?ねえプエル、なんだか少し月が暗くなってない?」

プエルも月を見てみた。
言われてみれば確かに少し暗くなっている!

大変だ!もしあの雲がまた明日月をパクっと食べてしまったらもっと月が暗くなってしまうかもしれない。

そしていつかなくなってしまうんじゃないか、プエルは心配した。

そう思うと、いてもたってもいられなくなりプエルたちはフクロウ爺さんに相談しに行くことにした。

モグ6


        ☆つづく★

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プエル2 〜シロモグとクロモグのお話3〜
  つづき↓↓


「フクロウ爺さん、さっきね、ヘンな雲を見たんだ。」

あわててしゃべるプエル。
その横ではオーマが、“困ったときにでるモコモコ”をちぎっては食べ、ちぎっては食べしている。

もぐ7

プエルが一通り話し終えるとフクロウ爺さんが言った。

「ふむふむ、ヘンな雲が空に現れ、月をパクッと食べてしまったと。そうしたら月がすこ―し暗くなってしまったわけじゃな。」

「そうなんだ、ボク心配で心配で。」

「それはなプエル、雲ではないかもしれないよ。」

「雲じゃない?」

「そう、雲じゃない。それはきっとクロモグじゃよ」

「クロモグ!?」
プエルとオーマが聞き返した。


「そうじゃクロモグじゃ。クロモグはそんなに珍しいものじゃない。その辺にもきっとおるじゃろう。ただ真っ黒だからなかなか見えないだけじゃ。じゃが変じゃなぁ。」

「その辺にもいるの!?ぼく初めて見たよ。」

「じゃが変なのじゃよ。クロモグは光など食べないはずなのじゃが。」

「クロモグが光を食べない?それじゃあ何を食べるの?」


もぐ8


      ☆つづく★
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プエル2 〜シロモグとクロモグのお話4〜
   つづき↓↓



「闇じゃよ。クロモグは闇を食べるのじゃ。プエルは何でこの世界が明るくなったり、暗くなったりするか分かるかい?」

フクロウ爺さんが聞いた。


「そんなの知ってるよ。太陽があるからでしょ?」

プエルじゃなくオーマが答えた。


もぐ9


「それもある。じゃが、それだけじゃない。それはクロモグとシロモグがいるからじゃよ。」

「どういうこと?」

プエルとオーマは、もうフクロウ爺さんの話に夢中だ。

「それはじゃな、夜になるとクロモグがふわふわと現れ、闇を食べるのじゃ。

クロモグが闇を食べると世界が少しずつ明るくなる。

そして朝が来るとクロモグは眠りにつく。すると今度はシロモグが目を覚ます。

シロモグは反対に光を食べる。

すると今度は少しずつ暗くなりついには夜になる。

こんな具合でシロモグとクロモグが光と闇を食べることで世界は昼と夜を絶え間なく繰り返しているのじゃ。」

「へ〜」
「へ〜」
プエルとオーマがほとんど同時に口を開く。


もぐ10


    ☆つづく★
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プエル2 〜シロモグとクロモグのお話5〜
つづき↓↓



「でも今度のクロモグは光を食べてたよ。あれじゃ世界はどんどん暗くなってずうっと闇のままになっちゃうよ!」

「そこがおかしなところじゃ。きっと何者かがクロモグに何かマジナイをかけたのじゃろう。誰かがずうっと世界を闇のままにしたいがために。」

「どうすればいいのフクロウ爺さん。このままじゃメルに会えなくなっちゃうよ!」

「そうじゃのう。やはりマジナイのことはマジナイ士に聞くしかあるまい。森の魔女、猫のベヨネッタに会うしかあるまい。」

もぐ11


オーマ、プエル、フクロウ爺さんはマジナイ士の家に向かった。

「マージナーイシさ〜ん!!」

オーマが家の前から大きな声で呼んだ。

「ベヨネッタ、夜遅くにすまんが頼みたいことがあるのじゃ。」

フクロウ爺さんがノックしながら言った。
すると扉が開き、猫のベヨネッタが出てきた。


「あら、フクロウ爺、こんばんは。それに・・、小さなウサギさんと、あなたは・・・。」

ベヨネッタはスラリとした細い体と碧い眼が印象的な猫だった。

「こんばんは。ボクウサギのプエルです。」
プエルがペコッとお辞儀をした。

「えーっと、ボク・・オーマ。よろしく。」
オーマはアクマと言うわけにもいかずもじもじとした。

「そう・・。キミたちは・・・。それで、何か御用?」
ベヨネッタはオーマたちをちらりと見ると何か言いかけたが、すぐにフクロウ爺さんに問いかけた。

もぐ12




     ☆つづく☆

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